太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降りつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ。
これは、三好達治の「雪」という有名な詩です。知っている方も多いと思い
ます。
この簡素な詩は私が大好きな詩のひとつで、読んでいると独特なリズムの中に、
ある情景が浮かんできます。
暖かい部屋で静かに眠っている男の子。
外には、しんしんと音もなく雪が降り積もっている。
…まあ、こんなイメージです。
この情景の特異な点は、「音がない」ということです。
すべてが無音の中で進行し、それゆえに、限りなく平穏で温かい思いを、
読む人に与えてくれる詩だと思います。
さて、私がここで面白いと思ったのは、「太郎の屋根に雪降り積む」という
言い回しです。
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